FXのスキャルピングはどんな手法!?その特徴と勝率を上げるための4つのポイント

スキャルピングとは、最短で利益を狙える取引手法のこと。

スキャルピングについて、「どのような取引手法なのか」「どのように取引をすればよいのか」など、お悩みではないでしょうか。

この記事では、スキャルピングの概要から実際の取引で使える手法に至るまでを、下記の順で解説します。

  1. スキャルピンの特徴とメリット・デメリット
  2. スキャルピングに有効な手法と勝率アップのポイント
  3. スキャルピングにおすすめなFX会社

ぜひご参考ください。

FXのスキャルピングとはどんな取引手法なのか?

FXのスキャルピングとは、最短で利益を狙える取引手法のことです。

この章では、スキャルピングが一体どんな取引手法なのか、また他の手法との違いについて解説します。

まずは、スキャルピングの概要を理解していきましょう。

スキャルピングは最短で利益を狙える取引手法

スキャルピングとは、数秒から数分といった短時間のうちに取引を完了させ、小さな利益を繰り返し積み上げていく手法です。

1回の取引で狙う値幅は、1pips〜10pipsほど。

取引回数は人によって異なりますが、一般的には、1日に数十回〜数百回ほどおこないます。

短期間で多くの取引回数を重ねるため、スピード型の取引手法といえます。

FXのスキャルピングにおける3つの特徴

FXのスキャルピングには、下記3つの特徴があります。

  • 1回あたりの利益・損失が小さい
  • 中級者〜上級者向けの手法
  • スキマ時間でも取引できる

1つ目の特徴は、FX取引1回あたりの利益・損益が小さいこと。

スキャルピング短期間の値幅を狙う手法のため、大きな価格変動に巻き込まれるケースは極めて稀です。

1回の取引で発生する利益は、1pips〜10pipsとごくわずかですが、反対に損益が発生した場合も、同様に小さく済みます。

そのため、FXのスキャルピングは、試行を重ねやすい取引手法といえます。

2つ目の特徴は、中級者〜上級者向けの手法であること。

スキャルピングでは、「どの通貨ペアを狙うのか」「いつ買って、いつ売るのか」など、迅速な判断が求められます。

さらに、これらの戦略を1日に何度も繰り返す必要があるため、FXに慣れている中級者〜上級者向けの手法といえます。

仮に、FX初心者の方がスキャルピングをおこなう場合は、デモ口座や少額取引で練習を積み、少しずつ実践に移行するとよいでしょう。

3つ目の特徴は、スキマ時間でも取引ができることです。

スキャルピングの取引時間は、数秒〜数分程度。

そのため、仕事の合間や移動時間中などのスキマ時間でも、条件さえ合えば取引が可能です。

この特徴は、小さな利益を積み重ねるスキャルピングならではの特徴です。

スキャルピングと他のFX手法を比較

スキャルピングと他のFX手法を比較すると下記のような違いがあります。

取引手法1回の取引時間取引回数狙う利幅為替のリスク
スキャルピング数秒〜数分1日に数十〜数百1~10pips小さい
デイトレード数分〜数時間1日に数回〜数十回10~100pips小さい
スイングトレード数日〜数週間数週間に1〜3回100~500pipsやや大きい
長期トレード数週間〜半年数ヶ月に1回500~1500pips大きい

FXでスキャルピングをおこなうメリット・デメリット

FXのスキャルピングについて、メリット・デメリットの観点でさらに詳しく解説します。

スキャルピングをおこなう3つのメリット

FXでスキャルピングをおこなうメリットは、次の3つです。

  • 為替変動のリスクが小さい
  • 資金効率がよい
  • 取引が翌日に持ち込まれない

1つ目のメリットは、為替変動のリスクが小さいこと。

先述の通り、スキャルピングで狙う利幅は非常に小さなものです。

そのため、余程のことがない限り、大きな損益は発生せず、また、損益が一定に達した際に取引が強制終了される(ロスカット)リスクも極めて低いでしょう。

2つ目のメリットは、資金効率がよいことです。

スキャルピングは、短期間の取引を幾度も繰り返すため、スイングトレード・長期トレードなどよりも、資金効率がはるかに優れています。

FXで大きな利益を出すには、手元の資金を効率よく運用することが重要。

取引手法のなかで、資金効率が最もよいスキャルピングは、FXで大きな利益を出すための最短手法といえます。

3つ目のメリットは、取引が翌日に持ち越さないことです。

スキャルピングでは、その日のうちに取引が完結するため、睡眠中にポジションを保有していることはありません。

日本時間の夜は、ロンドン・ニューヨーク市場が活発化する時間帯です。

この2つの市場は取引量が多く、相場を動かす大きな力を持っています。

仮に、ポジションを持ったまま眠ってしまえば、価格変動によってロスカットに終わることもあるでしょう。

しかし、スキャルピングでは、就寝中の価格変動を気にする必要がないため、安心して眠りにつけます。

スキャルピング3つのデメリット

スキャルピングをおこなう上で、下記の3つには注意が必要です。

  • スプレッドの負担が大きい
  • 通信状態・約定力の影響を受けやすい
  • テクニカル分析が通用しにくい

1つ目のデメリットは、取引時にかかるスプレッド(≒手数料)の負担が大きいこと。

スプレッドは取引ごとに発生するため、1日に数十回〜数百回の取引をおこなうスキャルピングでは大きな負担となるでしょう。

また、一回の取引で得られる利益は小さいため、利益に対するコストの割合が大きくなることが予想されます。

そのため、スプレッドがなるべく狭いFX会社を選ぶようにしましょう。

2つ目のデメリットは、通信状態・約定力の影響を受けやすいこと。

ポジションを閉じる際は、表示価格で約定できるのが理想的です。

しかし、実際には、通信状態やFX会社の約定力によって、表示価格よりも少しずれた価格で約定されるケースが一般的。

仮に、長期トレードの場合、数pipsのズレは許容できますが、スキャルピングでは、そうはいきません。

スキャルピングでは、数pipsのズレが積み重なることで大きな損益に繋がるためです。

FXでスキャルピングをおこなう際には、通信状態のよい場所で約定力が高いFX会社を利用することが大切です。

3つ目のデメリットは、テクニカル分析が通用しにくいこと。

テクニカル指標は、過去一定期間の価格をもとに形成されます。

狙う値幅が小さければ、テクニカル指標の元となるデータ量が限られるため、正常に機能しない可能性が高まります。

また、大口投資家が取引しただけで数pipsの価格変動は発生するため、スキャルピングで利益を上げることは決して簡単ではないでしょう。

スキャルピングに有効な2つの手法

この章では、FXのスキャルピングに有効な手法を2つ解説します。

ただし、1つ勘違いしてはならないことがあります。

それは、「有効な手法を使えば、誰でも勝てるわけではない」ということ。

価格は常に変動しており、その時々で最善の策が異なります。

FX初心者の方は、まずは誰かの手法を真似して、徐々に相場状況に合わせた自分流にアレンジしていくとよいでしょう。

手法1.移動平均線を使った順張り

移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。
引用:SMBC日興証券|初めてでもわかりやすい用語集

1つ目の手法は、短期・中期・長期、3種類の移動平均線を使った順張り手法です。

この手法の取引ルールは次の通り。

  • 使用する時間足は1分足
  • 短期線が中期・長期線を下から上に抜けたら「買い」
  • 短期線が中期・長期線を上から下に抜けたら「売り」

短期線が中期線・長期線を上抜けるのは、買いのサインとして有名なゴールデンクロスです。

また、短期線が中期線・長期線を下抜けるのは、売りサインとして有名なデッドクロスを表します。

この手法は、売り買いの根拠として利用できますが、実際の取引では、高値・安値の確認、相場の方向性など、相場状況も併せてエントリーポイントを決めることが大切です。

手法2.ボリンジャーバンドを使った逆張り

ボリンジャーバンドとは、アメリカの投資家ジョン・ボリンジャーが考案したテクニカルチャートのひとつで、移動平均線とその上下2本ずつの標準偏差からなる線の計5本の線で表わされます。英字表記は「Bollinger bands」となります。
引用:SMBC日興証券|初めてでもわかりやすい用語集

2つ目の手法は、ボリンジャーバンドを使った逆張り手法です。

ボリンジャーバンドとは、相場の加熱具合を表したオシレーター系の

ボリンジャーバンドのバンド内に価格が収まる確率は下記の通り。

  • ±1σの範囲内:約68.3%
  • ±2σの範囲内:約95.4%
  • ±3σの範囲内:約99.7%

つまり、多くの場合±2σもしくは、±3σ内に価格が収まるということ。

この手法では、上記の特徴を活かして取引します。

  • +3σにローソク足がタッチしたら「売り」
  • −3σにローソク足がタッチしたら「買い」

±3σの範囲内に価格が収まる確率は、約99.7%ですから、±3σへタッチした後は高確率で反転するというストーリーの手法です。

ただし、予想通りに反転せずに値動きが継続する(ダマシ)ケースもあるため、注意が必要です。

スキャルピングでの勝率を上げるための3つのポイント

先述した手法とは別で、スキャルピングの勝率を上げるためのポイントが3つあります。

  • 取引量の多い通貨ペア・時間を選ぶ
  • チャートパターン・ローソク足を中心に分析
  • 約定率・スプレッド面で優れたFX会社を選ぶ

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

取引量の多い通貨ペア・時間を選ぶ

1つ目のポイントは、取引量の多い通貨ペア・時間を選ぶこと。

理由は、通貨の取引量が多いと、価格が1方向へ進みやすく安定するためです。

たとえば、「100万円を10人で取引した場合」と「100億円を10人で取引した場合」では、同じ1万円を取引したとしても、相場への影響は大きく異なります。

  • 100万円を10人:1万円(総額の1/10を取引)
  • 100億円を10人:1万円(総額の1/1万を取引)

つまり、取引量の多い通貨ペアや時間帯を選ぶことで、予測できない突発的な値動きを回避でき、比較的安定した相場で取引できるでしょう。

一般的に取引が多い通貨は、下記の4つだといわれています。

  • 米ドル:USD
  • ユーロ:EUR
  • 円:JPY
  • ポンド:GBP

また、取引量が多い時間帯は、東京・ロンドン・ニューヨークの3大市場が開いている時間帯といわれています。

  • 8:00〜16:00 東京
  • 15:00〜翌2:00 ロンドン
  • 21:00〜翌6:00 ニューヨーク

参照:みんなのFX

上記の通貨・時間帯を参考に、FXでスキャルピングをするようにしましょう。

チャートパターン・ローソク足を中心に分析

2つ目のポイントは、チャートパターン・ローソク足を中心に分析することです。

先述の通り、取引時間の短いスキャルピングでは、テクニカル指標が正常に機能しないケースもあります。

そのため、エントリー根拠を少しでも高めるために、チャートパターン・ローソク足を中心に分析するとよいでしょう。

主なチャートパターンとしては、トレンドの発生を示唆する「フラッグ」や「ペナント」があります。

こうしたチャートパターンは、エントリーの根拠となるFXの基礎知識。

スキャルピングの勝率を高めるためにも、こうしたチャートパターンを理解しておくようにしましょう。

▶︎FXのチャートパターン「フラッグ」とは?エントリー手法と狙う上での注意点

また、大陽線やはらみ線など、ローソク足を使った分析方法も存在します。

ローソク足分析は、相場の加熱具合・方向性などを瞬時に把握できるため、スキャルピングでも有効な分析方法といえます。

もちろん、スキャルピング以外のFX取引手法でも活用できるため、覚えておくとよいでしょう。

▶︎FXのローソク足とは?正しい見方と分析パターンを解説

約定率・スプレッド面で優れたFX会社を選ぶ

3つ目のポイントは、約定率・スプレッド(≒手数料)面で優れたFX会社を選ぶことです。

先述の通り、約定率は、数pipsを狙うスキャルピングにおいて、非常に重要な要素。

また、スプレッドは、他の手法よりも取引回数が多いため、スプレッドが狭い方がコストの負担を抑えられます。

そのため、約定率が高く、スプレッドが狭いFX会社を選ぶことが重要です。

ただし、約定率・スプレッドはFX会社によって異なるため、複数の会社を比較し検討するとよいでしょう。

【要注意】スキャルピングを禁止するFX会社が存在!?

「FXスキャルピング」と検索すると、「禁止」の文字が出てくるため、不安に思った方もいらっしゃるでしょう。

FX会社の中には、スキャルピング行為自体を禁止しないものの、「短期間で注文を繰り返す行為」を禁止する会社がいくつか存在します。

ただし、「短期間での取引」や「繰り返す」ことの明確な説明はなく、FX会社の一存で決められているのが実情です。

場合によっては、スキャルピングが「短期間で注文を繰り返す行為」に該当し、何らかのペナルティー対象になるケースもあります。

FX会社を選ぶ際には、利用規約を確認するなど、細心の注意が必要です。

スキャルピングにおすすめなFX会社3選

FXのスキャルピングにおすすめなFX会社は下記の3社です。

  1. GMO クリック証券
  2. みんなのFX
  3. DMM FX

この章では、FX会社ごとのおすすめポイントについて、スキャルピングに関する利用規約と併せて、詳しく解説します。

おすすめ1.GMO クリック証券

  • スプレッドが狭い(手数料が安い)
  • 取引ツールが高機能
  • スキャルピングが禁止されていない
  • 8年連続 国内第1位のFX取引高

1つ目のFX会社は、国内FX会社最大手の「GMOクリック証券」です。

GMOクリック証券は、スプレッドが狭く設定されているため、スキャルピングに最適なFX会社といえます。

また、PC・スマホから取引ができ、ともに高性能な取引機能が搭載されているため、自宅・外出先問わず、どこからでもFX取引が可能です。

利用規約を確認しても、「スキャルピングを禁止する」との文言がありませんでした。

1. 次の各号に該当する場合、当社はお客様の本サービスの利用に対し、事前の通知なく、
全部又は一部制限を行う場合があります。
第 34 条(本サービスの利用の制限)
(11)短時間または頻繁に行われる注文または取引であって、当社のシステムまたは他のお
客様もしくは当社がお客様に提供する商品に対する当社が行なうリスクヘッジのための取
引に影響を及ぼすと当社が判断した場合。

引用:GMOクリック証券|オンライントレード取扱規程 

おすすめ2.みんなのFX

  • スプレッドが業界最狭レベル
  • 約定力が高い
  • スキャルピングが禁止されていない

みんなのFX」はスプレッドが業界最狭レベルのため、取引回数の多いスキャルピングに適しています。

また、定期的にスプレッドが縮小されるキャンペーンを開催しているため、取引コストを他社よりも圧倒的に抑えられるでしょう。

約定率も99.9%と非常に高いため、思い通りの価格で利確・損切りが可能です。

みんなのFXも利用規約に「スキャルピングを禁止する」との文言がありませんでした。

第22条(禁止行為)
お客様は、本約款取引を行うにあたり、次の各号に定める行為を行ってはな
らないことを予め承諾するものとします。なお、お客様の行為が当該行為に該
当するかどうかの判断は当社が行い、お客様は当社の判断に従うものとしま
す。
(3)短時間で注文を繰り返し行う等、当社の価格形成を歪曲化し、他のお客
様の不利益に繋がる行為。

引用:みんなのFX|店頭外国為替証拠金取引約款 

おすすめ3.DMM FX

  • スプレッドが狭い
  • 取引ごとにポイントが貯まる
  • スキャルピングが禁止されていない

DMM FXも、スプレッドが狭いことで有名なFX会社の1つです。

ただし、DMM FXは、単に取引コストが抑えられるだけでなく、取引ごとにポイントが貯まります。

貯まったポイントは、FX取引で利用できるため、取引回数が多いスキャルピングに適したFX会社です。

利用規約には「スキャルピングを禁止する」との文言がないため、スキャルピング取引が可能でしょう。

第 7 条 (禁止事項)
1 お客様は、お客様が次の各号に定める行為を行ってはならないことに予め承諾することとしま
す。なお、お客様の行為が当該禁止行為に該当するかどうかの判断は当社が行い、お客様は当
社の判断に従うこととします。
(9) 短時間での注文を繰り返し行う行為

引用:DMM FX|店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款 

スキャルピングは練習をしてからFX取引に活かそう

スキャルピングは資金効率がよく、最短で大きな利益を狙えるでしょう。

しかし、取引時間があまりに短いため分析が難しく、中級者〜上級者向けの手法です。

FX初心者の方は、いきなりスキャルピングに挑戦するのではなく、まずはデモ取引や少額取引で練習を重ねるとよいでしょう。

FX会社の中にはスキャルピングを禁止している会社もあるため、心配な方は今回紹介した3社から選んでみてはいかがでしょうか。

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